Trial-001 BookCover

インテリア業界には、様々な生地(ファブリック)があります。

カーテンを想像してみてください。分厚い遮光のカーテンから高級な刺繍の入ったレースのカーテン、北欧調の柄、無地、和風、素朴な感じ…

カーテンは窓のサイズに合わせてオーダーメードで作るのが、(コストを無視すれば)最善です。窓の縦と横を採寸し、どんなスタイルにするのが良いか、インテリアコーディネーターさんやカーテン屋さんが提案してくれたりします。

そこで、個人的に気になっていたのは、その端切れはどこに行ってしまうのか。捨てられてしまうのか?そうだとしたらもったいない!ということでした。

ファブリックロス! アパレル業界だけでなくインテリア業界でも起こっている環境問題かもしれない・・・と。

知り合いのインテリアコーディネーターさんやカーテン屋さんにヒアリングしたところ、余った端切れでカーテンとお揃いのクッションカバーやランチョンマットを製作してお客様にプレゼントすることはあるとのこと。

それも素敵!

そこで、本×インテリアをテーマに活動しているBookstoristとして、ブックカバーをカーテン端切れで作ってみることに。

↑試作No.1 ※カーテン生地ではなく、生地屋さんで買った生地
↑試作No.2  手元にあったカーテンサンプルを組み合わせて作成。

そして、微かな手ごたえを感じた2019年の年末。親切な友人の紹介で、親切なカーテン屋さんから、試しに廃棄予定の端切れをいただくことができました。

早速いくつか作ってみたのですが、これが苦戦!
試作No.1の生地がたまたま縫いやすかっただけで、様々なカーテン生地は分厚すぎたり、ほつれやすすぎたり・・・。

悩んだ結果、ひとまず分厚い生地の場合は、文庫本を入れられるブックポーチにしてみることに。

とはいえ、やっぱりブックカバーからスタートしたので、他の生地でも試作を。種類によってはほつれやすいこと、裏生地はうっすい生地じゃないとどうしても分厚くなってしまうことが分かってきました。

思ったより上手くいかないので試作自体はいったん中断。
(子供の寝た夜にミシンの音で起きないかびくびくしながらの作業も、心臓によくなかった)

作り方を変えるか、他の生地でもう少し試作するか・・・悩み中です。

2020年4月22日